医療相談室/病名

 
●医療相談室のトップへ
●医療相談室:症状から探す

●全身的な骨の病気
■骨粗鬆症
■関節リュウマチ

●脊椎の病気
■脊髄の良性腫瘍
■腰痛症
■腰部筋筋膜症
■腰部捻挫
■椎間板ヘルニア
■脊椎骨粗鬆症
■脊椎分離症・脊椎すべり症
■変形性脊椎症
■椎間関節症
■椎間板症
■腰部脊柱管狭窄症
■脊椎披裂
■特発性脊柱側弯症
■脊椎カリエス

●首と肩と腕の病気
■肩関節周囲炎
■頚部捻挫
■後縦靱帯骨化症
■頚椎症性頚髄症
■頸・肩・腕症候群
■寝ちがえ
■肩こり

●関節と骨端の病気
■変形性関節症
■大腿骨頭壊死
■化膿性骨髄炎
■単純性股関節炎
■ペルテス病
■膝蓋軟骨軟化症
■痛風
■オスグート・シュラター氏病

●骨と関節の外傷
■骨折
■捻挫・脱臼
■膝内障

●先天性の病気
■先天性股関節脱臼
■先天性筋性斜頚
■内反足
■扁平足
■尖足
■O脚・X脚
■合指症・多指症
■短指症

●肘と手の病気
■肘内障
■外反肘・内反肘
■テニス肘・野球肘
■ガングリオン
■手根管症候群
■デュピュイトレン拘縮
■キーンベック病

●筋と腱の病気
■腱鞘炎
■ばね指
■茎状突起炎
■滑液包炎
■キーパンチャー病
■筋炎
■腱の断裂
■アキレス腱周囲炎
■膝蓋腱炎
■腸脛靱帯炎

●足ゆび、足爪の痛み
■外反母趾
■陥入爪
●スポーツ傷害
■野球肩

■テニス肘・野球肘
■肋骨骨折

■膝蓋腱炎
■腸脛靱帯炎
■肉離れ

■脊髄の良性腫瘍(せきずいのりょうせいしゅよう)

 脊柱は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨などの椎骨が連結したものです 。この椎骨の後ろには椎孔があり、それぞれの椎孔は全脊柱を通じて1つの管を形成しています。これを脊柱管といいます。このなかに髄膜におおわれて脳・延髄からの延長である脊髄があります。

 この脊髄は腰椎部で馬尾と呼ばれる神経に名前を変えます。この脊髄と馬尾から左右へ多数の脊髄神経根が分かれて、これらが躯幹、四肢の筋肉の運動や感覚を支配しています。

 脊髄腫瘍とは、脊髄そのものから発生する腫瘍(髄内腫瘍)だけでなく、脊柱管のな かで髄膜の外に発生する硬膜外腫瘍と、硬膜の内側に発生する硬膜内髄外腫瘍も含まれます。

 硬膜外腫瘍は肺、前立腺、乳腺、消化管などの悪性腫瘍が転移して脊柱管内に広がったものが多いのですが、悪性腫瘍の髄内への転移はめったにみられません。この転移性のものを除くと、大部分は硬膜内髄外腫瘍で、これはほとんどが良性のものです。

【症状・診断】

 初期の症状は、その腫瘍の発生した部位での神経根の刺激や圧迫による頸腕痛、肋間神経痛、腰痛、坐骨神経痛などの痛みです。そのうちにしびれ感や知覚異常、下肢の重苦しさや脱力感が出現します。腫瘍が増大して脊髄が圧迫されるようになると、知覚障害、運動麻痺はさらに進行し、排尿困難、尿失禁も出現します。 不快な痛みと、知覚症状・運動障害に改善傾向がみられない場合、脊髄圧迫の可能性があります。

 しかし、脊髄炎、椎間板ヘルニアなど類似の症状を現わす疾患はほかにも多いので、鑑別診断が必要です。診断の決め手はMRI(磁気共鳴映像法)検査やCT(コン ピュータ断層撮影)検査、脊髄造影が有用です。

【治療】

 良性腫瘍は、手術的に摘出すれば著明な治療効果が期待できるので、早期に治療するとよいでしょう。ところが脊髄というのは、緩徐な圧迫には予想以上に抵抗力があって、初期には症状がはっきりしません。そこで、何回も病院をかえる人がいます。そうなると、症状の進行がつかみにくくなり、診断が遅れがちになります。

 

TOP↑

  片山整形外科記念病院
copyright (c)2003, KATAYAMA Orthopedics Memorial Hospital allright reserved.