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■痛風(つうふう)

 尿酸という物質が、血液中に異常に多くなった状態を高尿酸血症といいます。尿酸とはからだの細胞の新陳代謝によってできた老廃物で、体内で毎日ほぼ一定量生成され、尿中に排泄されているのです。この尿酸の生成と排泄のバランスがなんらかの原因でくずれると、血液中に尿酸がふえ、高尿酸血症になってしまいます。このバランスのくずれる原因の大部分は遺伝性のものです。

 この高尿酸血症の状態がつづき、治療しないでおくと、血液中の尿酸は溶けきれず結晶となって関節に沈着し、痛風関節炎をおこします。この病気は、どういうわけかほとんどが足のおや指の付け根の関節に突然の激烈な痛みがおこります。この病気は90%以上が男性にみられもので、女性の場合、女性ホルモンが腎臓から尿酸の排泄を促すため痛風は起こりにくく、男性の病気といってもよいでしょう。

【症状・診断】

 ある日突然、夜中に足のおや指の付け根に、焼けひばしを突き刺すような激痛発作(痛風発作)をおこして、赤くはれあがり、熱をもつのが特徴です。この発作は24時間以内にピークとなり、放置しても数日から1週間で軽くなります。治療しないでおくと、発作の間隔はまちまちですが、再発をくり返します。

 診断は典型的な発作に加え、関節液中の尿酸結晶の証明と高尿酸血症です。エックス線写真は、初期では変化をみませんが、慢性期には尿酸の結晶が骨や関節の組織に沈着して、痛風特有な骨の変化がみられるようになります。

【治療】

 痛風に対する薬物療法は次の2つに分けられます。

 痛風発作を鎮めるためのコルヒチンという薬は、短時間に激痛をやわらげます。しかし、服用をつづけると下痢をおこすことがあり、医師の指示にしたがっての服用が大切です。

 高尿酸血症を改善するための治療が、痛風の基本的な予防であり、治療です。これには、

(1)尿酸を体内で過剰産生するのを抑える薬

(2)尿酸の尿中への排泄を促進する薬

の2つがあります。

 この際、尿中に排泄された尿酸は、酸性溶液のなかでは溶解度が低いため、尿路結石予防のため、十分な水分と重曹など尿アルカリ化剤を飲むようにします。

 薬の種類と量は、定期的に血液中の尿酸値を検査して決められます。医師の指示にしたがえば、確実に高尿酸血症は改善されるものです。

 ところが、薬で尿酸値が正常になったとしても、薬の服用をやめると、もとに戻り痛 風発作をくり返し、やがては腎障害をおこします。薬の服用は尿酸値が正常にコントロールされたら、一生涯服用をつづける必要があります。

 高尿酸血症、痛風を根治する薬はないのです。

●予防・生活上の注意

 むかしから高尿酸血症と痛風は、美食家や肥満した人、高血圧の人に多いため、食事療法が大切といわれていましたが、最近は薬物療法の進歩で、あまり食事制限をしなくてもすむようになりました。

 しかし、高尿酸血症と肥満は密接な関連があるため、肥満をさけるために、摂取カロリー値をコントロールすること、また体内で尿酸を生成する物質を多く含んだ食物 (肉類、臓物類、豆類)を食べすぎないこと、そして尿酸の排泄をわるくする飲酒をひかえること、などの注意が必要とされています。

 また、水分を十分にとって尿量をふやすことは、尿酸の排泄の助けとなります。

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