骨折は、スポーツ外傷、交通事故、労働災害などで発生しますが、老人の場合は極く軽度の外傷でも簡単に骨が折れてしまうものです。
単に尻もちをついたり、クシャミをしたり、重いものを持ち上げただけで腰・背部に激しい痛みを生じることがある
転倒して立てなくなり、仰向けに寝ると折れた方の足が外側に捻れてしまう
手をついて倒れたとき、手首がフォークの形に変形してしまう
子供に多くみられる骨折で、鉄棒から落ちたりして手をついた時などに、肘の周囲が紡錘状に腫れ、強い痛みを訴える
関節に正常な運動範囲を越えた動きが加わると、関節周囲を囲んでいる靭帯や関節包が切れたり、のびたりします。これが捻挫であり、さらに力が加わり続けると関節ははずれてしまいます。捻挫・脱臼を起こしやすい関節には、足関節、肩関節、肩鎖関節、指関節などがあります。
損傷した靭帯部分の圧痛・関節の腫れ、関節を強制された方向へ動かすと痛みが増し、しばらくすると皮下出血が現れる。
脱臼―受傷した直後から、脱臼した関節の変形と強い痛みが起こり、動かすと非常に痛み、弾力的な抵抗感を感じる。
膝の関節は、関節の安定した運動を行うために、内側側副靭帯・外側側副靭帯、前十字靭帯・後十字靭帯、内側半月板・外側半月板、や関節包などがそれぞれの役割をはたしています。外傷により、これらの組織が損傷し、関節の機能障害をおこした場合を総称して、膝内障といいます。
サッカー・ラグビー・柔道などのスポーツ中に膝を曲げた状態でねじったり、また、中年期に膝を曲げたままでしゃがみこんで前進したりする作業を続けると、急に膝に痛みを覚え、膝の中で何かが引っかかり屈伸運動が出来なくなる
スキー・サッカーなどで膝が内側か外側に強く曲げられた後に、膝を完全に伸ばすと痛みを覚え、体重ガかけると膝の内側か外側に強い圧痛があり、軽く曲げると内側や外側など側方への不安感が増す
激しい運動中に膝を強く捻り、そして内側や外側などに強く曲げられたり、また、膝を曲げた状態で転倒し膝を強く打ち付けた後に、関節の腫脹が生じ、膝関節の前・後への動揺感や、その後運動時の不安定感を増す
ランニングを続けたり、階段の昇降を繰り返したりしていると膝蓋骨の内側が痛み、そこを圧すと痛みがある。ときには膝の屈伸時に引っかかる感じといやな音がする